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【和楽器と防音】自宅で三味線を練習するための防音対策とは?

こんにちは!今回は自宅で三味線を練習する場合の防音対策について考えてみようと思います。
三味線の音は想像以上に大きく響くので、自宅で練習する場合には近隣への音漏れをかなり気にする必要があります。

これから習い始めようと考えている方、転居の都合で集合住宅に住むことになった方など、三味線を練習する環境についてお悩みの方に、この記事が参考になれば幸いです。

過去の和楽器に関する記事はこちら
【和楽器と防音】自宅で笛の練習をするために必要な防音対策とは?
祭りの季節!自宅で太鼓の練習はできる?必要な防音対策とは?

■目次

■意外と大きい!三味線の音の特徴とは?
■自宅で三味線を弾く際におすすめの防音対策
■時間を気にせず思いっきり弾きたいなら防音室が一番
■【阪神防音】ショールームのご案内

■意外と大きい!三味線の音の特徴とは?


「三味線」と一口に言っても、音曲のジャンルによって使用する種類が異なり、それぞれの種類は、棹(ギターでいうところのネック)の太さによって大きく3つに分類されます。

・太棹・・・義太夫節、津軽三味線
・中棹・・・地歌、民謡など
・細棹・・・長唄、端唄など

三味線本体の種類が異なるのと同時に、撥の形状や材質、奏法もジャンルによって特徴があります。
そのため、音質や音量にも細かな差があるので、騒音レベルについても一概に言えない部分ではあることを先に申し上げておきます。

基本的に三味線は、硬いバチで弦を弾き、張りのある太鼓のような胴の部分で反響させることで音を鳴らします。
中でも、津軽三味線や長唄三味線の場合では、弦を弾くときにバチで皮を強く叩くように演奏することがあります。
そのため、弦の響きに加えて打楽器的な音が加わることで、より強く、遠くまで響く音が鳴るのです。

このような特徴から、三味線の音は天井や壁、床に反射して部屋中に響き渡り、マンションやアパートなどの集合住宅の場合には、上下左右の部屋にも音が伝わりやすいといえます。
そのため、近隣の住民にとって騒音と感じられてしまうことも十分に考えられます。

■自宅で三味線を弾く際におすすめの防音対策


では、近所迷惑にならないように配慮しつつ、自宅で三味線を練習するためにはどのような防音対策をすればよいのかを考えてみましょう。

1. 練習の時間帯を選ぶ

まずは、練習する時間に気をつけましょう。三味線の音はかなり大きく響くので集合住宅や都会の密集した住宅地の場合は、なるべくご近所の迷惑にならない時間帯に音を出すようにしましょう。
多くの人が寝ているような時間帯の練習は絶対にNGです。また深夜や早朝はとくに周囲が静かなこともあり、より一層音が響いてしまいます。

2. 練習場所を考える

時間とともに練習場所も防音を考える上では大切な要素です。
たとえば、隣の住戸に隣接していない部屋や、窓のない部屋、壁のしっかりした遮音性の高い部屋を選ぶことで、音漏れを抑えることができます。
また、床がフローリングの部屋より、和室やカーペット敷きの部屋の方が音の反響を抑えることができます。また開口部を閉め、カーテンも閉めることで出来る限りの音漏れを防ぎましょう。
ですが、ワンルームなどで自宅の中で場所を選べない場合には、自宅以外も選択肢に入れる必要があります。レンタル練習室や楽器持ち込みOKなカラオケBOXであれば、時間や音量を気にせず思いっきり練習することができます。

3.自宅の一室に防音対策をほどこす

練習に使用する部屋に吸音パネルや防音カーテンなどを設置することで、より防音効果を高めることができます。また、賃貸住宅などで壁に物を貼りつけたり出来ない場合には、組み立て式の簡易防音室を置くという方法もあります。

4.消音装置を使う

練習場所も選べず、部屋の防音対策も困難な場合、「忍び駒」と呼ばれる消音の駒を使用することで三味線の音量を抑えることができます。
「忍び駒」は、通常の駒に比べて長さがあり、皮を押さえることで反響音を減らすような仕組みになっています。ただ、音量はかなり抑えられますが、皮を叩く撥音は変わらないので、注意が必要です。
また、実際の音色とは変わってしまうので、細かな響きを調整しながら稽古をしたい方には不向きです。

このように、自宅で楽しく練習するためには適切な防音対策が必要です。
これらの対策を参考にしていただき、三味線ライフを満喫してください!

■時間を気にせず思いっきり弾きたいなら防音室が一番


さて、ここまで自宅で三味線を練習するために必要な防音対策についてお伝えしてきましたが、「プロを目指している」「時間を気にせず思いっきり練習したい」という場合、防音室の導入を検討するのも一つの方法です。
防音室の設置は最も効果的な防音対策といえます。防音室は、外部への音漏れを最小限に抑えるように設計されており、さらに演奏する楽器に合わせて室内の適切な音響効果まで考慮して施工されます。もちろん設置にはコストがかかりますが、近隣への迷惑を防ぎつつ快適に練習ができる環境を実現することができます。

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