【就活】新卒採用と中途採用の違いとは？

今回は新卒採用と中途採用の違いについて、まとめてみました。
新卒で就職して転職を考えている方、現在就活中の方はぜひ参考にしてください。

■目次

■新卒採用と中途採用、企業目線で目的の違いを知ろう。
>■応募方法や選考の違いは？
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■新卒採用と中途採用、企業目線で目的の違いを知ろう。

新卒採用と中途採用では、企業が採用する人材に期待する役割などが異なります。

【新卒採用の場合】

高校や大学、専門学校など教育機関を卒業したばかりで、社会人経験のない人材を毎年定期的に正社員として採用する新卒一括採用は日本独自のシステムです。
企業側にとっては、優秀な人材を囲い込むことができるメリットや、育成によって自社の理念や文化に沿った人材を育成しやすい、という点があります。
基本的には実務経験や特別なスキルがなくても、素直さや責任感、コミュニケーション力など、これから研修を経て活躍する人材となるであろうポテンシャルを期待して採用されることが多いです。

【中途採用の場合】

中途採用は、新卒採用とは違い、採用時期や卒業年度の縛りがありません。主に業務拡大や新規事業展開による増員や、欠員補充として求人が出されます。
また雇用形態も正社員に限らず、契約社員など非正規雇用の場合もあります。
企業が求めているポジションで即戦力として業務にあたることが期待されるので、実務経験や資格など、一定のスキルを持っている人を採用する場合が多いですが、求人内容によっては未経験でも採用することがあります。

■応募方法や選考の違いは？

新卒採用と中途採用では求人への応募や選考方法にどのような違いがあるのでしょうか？

【新卒採用の場合】

高校、短大・4年制大学、専門学校など、どの学校の卒業時点で就職するかによって、応募方法は異なります。
高校生の場合、企業は生徒と直接コンタクトを取ることが禁じられているので、学校を通した就職活動となります。一人一社制など、独特のルールが設けられており、原則として内定した企業には就職しなければいけません。
大学生の場合、在学中から、企業の説明会などに参加し、選考の第一段階としてエントリーシートを提出して応募するのが一般的です。大企業など学生から人気の企業の場合、学歴によってエントリーシートの段階でふるいにかけられることもあるようです。
エントリーシートが通過すると、筆記試験やグループ面接、個人面接などが行われ、合格すると採用内定となります。
通常は在学中に内定が決まるため、実際に就業するまで半年程度の期間があり、その間には内定者研修などが行われることがあります。
高校生の場合とは異なり、内定を辞退することも可能です。

学校を卒業し、4月に入社するとすぐに新入社員研修が行われます。研修期間や内容は企業によって異なりますが、社会人としてのビジネスマナーの基本や、会社の事業について、実務についてなどの教育が受けられます。
応募時には一般職、総合職といった大きな区分しかないため、どの部署に配属されるか、どのような業務を担当するのかは、採用され配属が決定するまで分からないため、希望している仕事が出来るかは「配属ガチャ」と呼ばれるように、運次第の部分があります。

【中途採用の場合】

中途採用では、転職者が対象となり、企業側は人材が必要になったタイミングで求人を出します。
一般的な選考方法は、ハローワークやインターネットの転職求人サイトなどから求人情報を探して応募し、履歴書や職務経歴書などを提出しての書類選考を経て、面接、採用内定という流れになります。
新卒採用とは違い、求人に提示された部署やポジション、業務内容などの条件に対して応募することになります。選考から勤務開始まで、早い場合は1カ月程度で進む場合もあります。
基本的には即戦力が重視されるので、求職者のこれまでの職務経歴やスキルが企業の必要とするポストに合致しているかどうかがポイントとなります。経験不足でも成長を見越して採用するケースもありますが、新卒採用のようにしっかりとした新人研修は行われない場合が多いので、自分から学んでいく姿勢が必要となります。

また、中途採用の中でも、新卒での就職後3年以内に退職した既卒者を「第二新卒」として通常の中途採用と別に扱うことがあります。新卒者と比べ、社会人としてのマナーや業務の基本は身についていることから、新卒者より教育コストを抑えられるとして第二新卒の採用を行っている企業も多くあります。
通常の中途採用にくらべ、求められる業務経験のレベルは低めなことが多いので、条件に当てはまる方は「第二新卒」で求人を検索してみるのもおすすめです。