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効果的な防音対策は?意外とうるさい電子ピアノの打鍵音

電子ピアノはアコースティックピアノと違い、音量を調整できるため「静かに練習できる」と思われがちです。しかし、実際に使用してみると、意外にも打鍵音が響くことに気づく人は多いのではないでしょうか?特に夜間など静かな時間帯では、打鍵音が階下や隣室に伝わり、近隣トラブルの原因になることもあります。

では、なぜ電子ピアノの打鍵音は響くのでしょうか?また、効果的な防音対策はあるのでしょうか?この記事では、電子ピアノの打鍵音の特性を理解した上で、防音の基本と具体的な対策方法を詳しく解説します。

■目次

■電子ピアノの打鍵音の正体とは?音の種類と伝わり方
■電子ピアノの防音対策:電子ピアノの打鍵音を抑えるための考え方
■音漏れを気にせず思いっきり練習したいなら防音室も検討
■ピアノの防音工事・防音室の施工を頼むなら、プロに選ばれる品質&低コストの阪神防音へ!

■電子ピアノの打鍵音の正体とは?音の種類と伝わり方


新しくピアノを購入する際、電子ピアノを選ばれる方も多いかと思います。最近の電子ピアノは本物のピアノと遜色ない音色やタッチを兼ね備えたものも登場しており、音量調節やヘッドホンでの練習ができることから、音漏れが気になる集合住宅や夜間に練習できるのが大きなメリットです。

しかし、防音対策として使われる電子ピアノですが、「打鍵音」という盲点があります。
音を鳴らさずに練習できるため、夜間に演奏する方も多いと思いますが、ヘッドホンで音を聞いていると、演奏している本人は気づきにくいですが、打鍵音は意外と聞こえるものです。
周囲が静かで音が響きやすい夜間には打鍵音が気になってしまう場合もあるので注意が必要といえます。

① 打鍵音とは何か?

電子ピアノの打鍵音は、鍵盤を押した際の「カタカタ」「コツコツ」といった機械的な音です。この音は、主に以下の要因で発生します。

・鍵盤を押すときの指の力
・鍵盤が底に当たる音
・キーが戻る際の反動音
・ペダル操作時の動作音

これらの音は、ピアノ本体を通じて床や壁へと伝わり、振動として拡散していきます。特に、フローリングやコンクリートの床では、振動がダイレクトに伝わりやすいため、騒音になりやすいのです。

② 打鍵音が伝わるメカニズム

電子ピアノの打鍵音が騒音問題になるのは、次のような伝わり方をするためです。

・ピアノの脚や底板から床に振動が伝わる

鍵盤を叩いた振動が電子ピアノの本体に伝わり、さらに床に伝播する。

・床を通じて階下へ音が響く

特に集合住宅では、床の構造が音を増幅させ、階下へ響きやすくなる。

・壁を伝って隣室にも響く

固体音は壁を伝わり、隣の部屋や隣戸にも影響を及ぼすことがある。

このように、電子ピアノの打鍵音は空気中の音というよりも、床や壁を通して伝わる振動音であることが特徴です。そのため、空気音を抑える通常の防音対策では不十分であり、振動を吸収する工夫が求められます。

■電子ピアノの防音対策:電子ピアノの打鍵音を抑えるための考え方


打鍵音の防音対策には、「振動を伝えない」ことが最も重要です。以下のポイントを押さえながら、防音対策を考えましょう。

①演奏時間や電子ピアノの配置に配慮
ピアノの音は出ませんが、打鍵音がコツコツと響くことを考え、同居家族がいたり、集合住宅で演奏する場合には、深夜や早朝など静かな時間帯には演奏を控えるなど、状況に合わせた配慮をしましょう。また電子ピアノを置く場所を工夫することで音を軽減できることもあります。

② 振動を減らす

振動は、ピアノの脚や本体から直接床に伝わることで大きくなります。そこで、振動を減衰させる素材を使うのが基本です。

・防振ゴムやインシュレーターの使用

電子ピアノの脚に専用の防振ゴムをつけることで、振動の伝達を軽減。
参考: http://www.itomasa.co.jp/bouon3.html

・カーペットや防音マットを敷く

厚手のマットを敷くことで、振動の拡散を防ぐ。

③ 周囲の音の拡散を防ぐ

壁や床に伝わった振動が部屋全体に広がるのを防ぐには、壁や天井にも防音対策を施すとより効果的です。

・防音パネルを壁に設置

家具の配置を工夫して音の拡散を防ぐ

一見、音漏れとは無縁そうな電子ピアノですが、打鍵音は、想像以上に振動音として周囲に響くため、適切な防音対策が必要です。しかも、コツコツと無機質な音だけが聞こえるため、ピアノの音自体が漏れるよりも余計に気になってしまうこともあります。

快適に演奏するために、電子ピアノであっても想定される防音対策をしっかり行い、近隣トラブルを防ぎながら練習を楽しみましょう!

■音漏れを気にせず思いっきり練習したいなら防音室も検討


さて、ここまで電子ピアノを演奏する際の打鍵音の防音対策についてお伝えしてきましたが、「ヘッドホンではなく、スピーカーで音を鳴らして演奏したい」「プロを目指している」「時間を気にせず思いっきり練習したい」という場合には、自宅に防音室の導入を検討するのも一つの方法です。

とくに本格的にピアノ演奏を学ぶのであれば、やはり生ピアノで練習するのが望ましいことは間違いありません。アップライトピアノやグランドピアノといった生ピアノは電子ピアノのように音量調節をするわけにはいかないので、時間を気にせず練習できる防音室が自宅にあるというのは大きなメリットとなります。

もちろん設置にはそれ相応のコストがかかりますが、防音室を設置することで、近隣への迷惑を防ぎつつ、いつでも練習ができる自分だけの空間を実現することができます!

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