和室の防音、襖の防音対策アイデア
和室特有の開放的な雰囲気や伝統的なデザインは、日本の住文化に欠かせないものです。しかし、その一方で「音漏れ」が気になることも多いのではないでしょうか。
特に襖(ふすま)は、素材が紙や薄い木材でできていることから、隣室や廊下に音が伝わりやすいという弱点があります。日常生活では、家族との会話や音響機器の音、またテレワーク中の会議の音など、さまざまな音が和室の外に漏れてしまうと、気まずさや不便さを感じる場面もあるでしょう。
そこで今回は、和室全体の防音対策に加え、特に襖の防音にフォーカスしたアイデアをご紹介します。この記事を参考に、快適でプライバシーが守られた和室空間を実現してみましょう。
■目次
■和室で音が漏れやすい理由
■和室全体の防音対策アイデア
■襖の防音対策アイデア
■より徹底した防音・遮音を目指すなら、和室の防音工事を検討しましょう!
■和室の防音工事・防音室の施工を頼むなら、プロに選ばれる品質&低コストの阪神防音へ!
■和室で音が漏れやすい理由
まず最初に、なぜ和室が音漏れしやすいのか、その理由を確認しておきましょう。和室特有の構造や素材が防音性に影響を与えています。
・襖や障子の素材の特性
一般的に、襖や障子は木材の枠に紙を貼って作られています。このため、音を遮断する力が弱く、声や生活音が隣室や廊下に漏れやすくなります。特に高音域の音はそのまま通り抜けてしまう傾向があります。
・隙間の多い設計
和室の構造は、湿気の多い日本の気候に最適化した造りになっているため、風通しが良い半面、機密性が低くなっています。これらの隙間は音の通り道となり、和室内の音を隣室や外部へと伝えてしまいます。
しかしながら、和室の内装の吸音性は洋室に比べて高いといえます。
なぜなら、洋室がフローリングの床に石膏ボードの壁といった音が響きやすい固い材質で出来ているのに対して、伝統的な和室は畳の床に土や漆喰の塗り壁といったように比較的音が反響しにくい素材で造られているからです。
そのため、襖や障子が和室の防音対策の要といえそうです。
■和室全体の防音対策アイデア
次に、和室全体の防音性能を高めるための基本的なアイデアをいくつか紹介します。これらの対策は、簡単なDIYで取り入れることも可能です。
1. 厚手の遮音カーテンを設置する
遮音カーテンは窓から漏れる音を抑えるのに非常に効果的です。また、外部からの騒音もカットするため、静かな環境を作ることができます。
開口部に遮音カーテンを引くことで防音効果が高まることが期待できます。
参考:https://www.rakuten.ne.jp/gold/kurenai/bouon.html
2. 隙間を埋める
音漏れの原因となる隙間には、防音用の隙間テープなどを活用しましょう。
これらは手軽に施工でき、費用も抑えられます。
参考:https://item.rakuten.co.jp/zuttonezutto/znz-0100/?iasid=07rpp_10095___ek-m6g4wh0c-5d-7e3e2bac-380d-4992-a333-449489ee3744
3. 畳の下に防音シートを敷く
畳はフローリングよりも吸音性能に優れた床材ではありますが、より床からの音を軽減するためには、防音シートを畳の下に敷く、あるいはカーペットを畳の上に敷くという方法が有効です。特に、振動音を軽減したい場合におすすめです。
■襖の防音対策アイデア
次に、襖に特化した防音対策を見ていきましょう。襖は和室の音漏れの主な原因の一つですが、いくつかの方法を組み合わせることで大幅に改善できます。
1. 防音シートや吸音材を貼り付ける
襖の室内側に防音シートや吸音材を貼ることで、紙だけの状態にくらべて音の通過を防ぐことが可能です。この方法は比較的簡単に実施できるため、手軽な防音対策としておすすめです。ただし、襖の開け閉めを考慮して厚みには注意が必要です。
2. 襖の隙間を埋める
襖の上下左右に隙間があると、音がそこから漏れてしまいます。隙間テープを貼ることで、気密性を高めることができます。特に古い襖には効果が高い方法です。
こちらも、開け閉めに差支えないようにする必要があるため、完全に隙間を埋めることは不可能です。
3. 防音カーテンを併用する
襖の前に防音カーテンを設置することで、二重の防音効果が得られます。この方法は、直接襖に加工を施す必要がないため、DIYに自信がなかったり、賃貸住宅に住んでいる場合でも、比較的導入しやすい点がメリットといえます。
■より徹底した防音・遮音を目指すなら、和室の防音工事を検討しましょう。
ここまで和室の防音、とくに襖の防音についてのアイデアをご紹介しましたが、やはり本格的に音漏れを防ぐのであれば、防音工事を検討してみるのも一つの手です。
部分的なリフォーム工事から、部屋全体を防音室化することも可能です。
【部分リフォームの例】
1. 防音引き戸への交換
襖を機密性の高い防音引き戸に交換することで、音漏れを軽減できます。見た目は襖と大きく変わらないので、和室の雰囲気をそのまま維持しつつ、部屋の防音性能を高めることができます。
2. 防音壁の設置
和室の壁を防音仕様にすることで、外部への音漏れや隣室からの音をほぼ完全に遮断できます。
3. 窓の防音化
窓ガラスを防音ガラスに交換することで、さらに開口部の防音性能を高めることが可能です。
これらの施工は、防音工事を専門とする業者に依頼する必要があります。
もちろんDIYでの対策に比べて費用はかかりますが、とくに、楽器演奏用など完璧な防音を理想としているのであれば、なおさら専門の防音工事業者で施工することをおすすめします。
この記事を参考に、自分の和室に合った防音アイデアを取り入れてみてください。そして、快適な和室空間を実現し、ストレスフリーな生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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