防音室施工を依頼する際に考えておくべきこと
自宅で楽器演奏やレコーディング、静かな作業環境を確保したいと考えたとき、防音室の設置は有力な選択肢となります。しかし、防音室を施工するには費用や施工方法、防音性能など考慮すべき点が多く、事前の準備が欠かせません。
防音室は一度施工すると簡単には変更できないため、慎重な計画と業者選びが成功のカギを握ります。また、防音効果は単に「音を遮断する」だけではなく、「室内の音の響きを調整する」ことも含まれます。目的に応じた適切な防音設計を行わなければ、期待していた効果が得られないこともあります。
この記事では、防音室施工を依頼する際に考えておくべきポイントを詳しく解説します。施工の目的を明確にし、適切な業者選びや費用の相場を把握することで、後悔のない防音室作りを実現しましょう。
■目次
防音室を設置する目的を明確にする
防音の基本知識を理解する
防音室の種類と選び方
業者選びのポイント
施工時の注意点とトラブル対策
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■防音室を設置する目的を明確にする
防音室を設置する目的によって、施工方法や必要な防音性能が変わります。まずは、自分が防音室を必要とする理由を明確にしましょう。
(1) 楽器演奏のための防音室
ピアノ、ギター、バイオリン、ドラムなど、楽器の種類によって音量や周波数が異なります。例えば、ドラムは低音が強く壁を振動させやすいため、特に入念な防音対策が必要です。また防音だけでなく、防音室内で快適に演奏するために、それぞれの楽器の音が適切な響きで聞こえるように設計する必要もあります。
●チェックポイント
・演奏する時間帯(深夜でも演奏可能な防音性能が必要か)
・音漏れをどこまで防ぎたいか(完全防音orある程度の軽減)
・部屋の広さ(響きを考慮した音響設計が必要)
(2) ボーカル・ナレーション録音のための防音室
録音用の防音室は、外部の音を遮断するだけでなく、室内の反響を調整することが重要です。特にボーカル録音では、音のこもりや不要な反響を抑える吸音対策が求められます。
●チェックポイント
・室内の吸音材の設置場所
・外部のノイズ対策(エアコンや換気扇の音が入らないようにする)
(3) 静かな作業環境のための防音室
テレワーク、映像編集、勉強用の防音室では、室内からの音漏れを防ぐというよりは、外部からの騒音をシャットアウトすることが重要になります。特に交通量の多い道路沿いや、近隣の生活音が気になる場合、防音対策をしっかり行う必要があります。
●チェックポイント
・壁の遮音性能(D-50以上が望ましい)
・窓からの音漏れを防ぐ二重窓の設置
■防音の基本知識を理解する
防音室を作るには、「遮音」と「吸音」の基本を理解しておくことが重要です。
(1) 遮音(しゃおん)とは?
遮音とは、音が部屋の外に漏れたり、外の音が室内に入ってくるのを防ぐことです。防音室の壁、天井、床の素材を適切に選ぶことで、高い遮音性能を実現できます。
●主な遮音対策
・壁や天井に「遮音シート」や「石膏ボード」を二重、三重に重ねる
・床に防振ゴムを敷いて低音の振動を防ぐ
・防音ドアや二重窓を導入する
(2) 吸音(きゅうおん)とは?
吸音とは、室内で発生した音の反響を抑え、クリアな音環境を作ることです。特に録音用の防音室では、吸音材の配置が重要になります。
●主な吸音対策
・壁に「吸音パネル」や「ウレタンフォーム」を設置
・天井に吸音材を配置して音のこもりを軽減
・床にカーペットを敷いて反響を抑える
■防音室の種類と選び方
防音室には大きく分けて3つの種類があります。それぞれ設置に必要な費用や性能が異なりますので、求める用途と予算に合った選択肢を選びましょう。
どれが最適なのか、自分では判断ができない場合は、一度専門の防音工事業者に相談してみるのがよいでしょう。
(1) 簡易防音室
・DIYや既製の防音パネルを組み合わせて作る。
・段ボール製のものや、折り畳み式のものなど市販の製品も。参考:https://danbocchi.com/
・費用は安価だが、遮音性能は低め。
(2) ユニット型防音室
・メーカーが製造した防音室を設置する方式。
・設置が比較的簡単で、賃貸住宅でも導入可能。
・遮音性能は製品による。比較的高めではあるが、完全防音ではない。
・組み立て型なので、短時間で設置可能。
(3) オーダーメイド防音室・防音工事
・施工業者と相談し、部屋全体を防音仕様にする。
・用途に合わせた広さに設計できる。
・遮音性能や吸音設計を自由にカスタマイズ可能。
・オーダーメイドのため、費用は比較的高額になる。
・防音室内に収納を付けたり、内装も自由にカスタマイズできる。
・用途に合わせて、防音室内の音響にも配慮して設計される。
■業者選びのポイント
防音工事は通常のリフォームとは異なり、設計や施工に専門的な知識や技術が必要となります。そのため、工事を依頼する際は防音工事の専門業者に依頼することをおすすめします。
業者を選ぶ際には下記のようなポイントを参考に、複数の業者を比較して、最も自分の希望を満たしてくれそうなところを選びましょう。
・施工する物件が業者の対応エリア内か
・防音施工の実績があるか確認する、過去の施工例を見てみる
・過去に施工した人の口コミや、評判を調べる
・無料相談や見積もりを依頼し、複数の業者を比較する。
■施工時の注意点とトラブル対策
防音工事は費用も高額なので、絶対に失敗したくないですよね。
そのためには、事前にしっかりと確認を取ったり、質問をするなどして、疑問や不安を解消してから契約するようにしましょう。
よくトラブルになるポイントとしては、
・当初の見積もりから、追加費用が発生した
→見積もりの段階で、追加費用が発生する可能性があるかを事前に確認することで回避することができます。
・完成後、実際に使ってみると音漏れがする
→防音性能によりますが、基本は完全な無音にはなりません。用途によって、そこまでの防音性能がなくても、近所や同居家族へ騒音にならないと判断すれば、コストのことも考慮して、オーバースペックにならないように設計・施工することが多いからです。
このようなトラブルを避けるためには、自分がどの程度の防音性能を求めるか、防音室を通しての音の聞こえ方はどのような感じか、など事前に業者に相談しておくとよいでしょう。
業者によっては、自社の防音室が体験できるショールームを設けている場合もあるので、そのようなところで実際に体験してみるのも、施工後にイメージと実際のギャップを埋める手段として有効です。
防音室はかなり大きな買い物です。施工を依頼する際は、目的に合った防音室を
手に入れられるよう、慎重に業者を選びましょう!
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