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トラブルになる前に知っておきたい!身近な生活騒音大きさランキングトップ5!(前編)

こんにちは!今回は身近な生活騒音についてお話しさせて頂きます。
賃貸にお住まいの方で、「騒音について苦情が出ています」このような張り紙を貼っているのを見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。
また、戸建てにお住まいの方であれば、隣家の住人の話し声や階段の上り下りの音が気になったという経験もあると思います。
今回は前編、後編の2つに分けて、dB(デシベル)という音の大きさを表す数値を元に、どの様な生活音が騒音になりやすいのかをランキング形式でご紹介していきます!

db(デシベル) とは

db(デシベル)についてウィキペディアで検索すると、

『デシベル (英語: decibel 記号: dB)は、ある物理量を基準となる量との比の常用対数によって表した計量単位である[1]。 音の強さ、音圧レベル、電力比や電気機器の利得等の物理量をレベル表現を用いて表すときに使用される単位である。』

ウィキペディアより引用

と記載されています。
電力比を表すときなど、様々な数値を表現するために使われているんですね。
音について記載がある箇所に注目すると、音や音圧の強さもdbという単位を使って表せることがわかります。
生活音に焦点を当ててみた場合、日常生活で発生する音は約60dbと言われています。

ちなみに、つい体がビクッと反応してしまう自動車のクラクション音は近くで聞いた場合、約110dbだそうです。基本的に10db数値が上がると音の聞こえ方は2倍になると言われており、いかにクラクション音が大きいかが分かりますね!

ランキングに入る前に

今回は音の大きさだけではなく、実際にどの程度トラブルになりやすいのかを独自の計算方法を用いて判定していきたいと思います。
まず、環境省が定めた『騒音に係る環境基準について』というものがあります。
こちらに「これ以上の音を出すと騒音になるよ」という基準の数値が記載されており、数値は昼間が55db、夜間が45dbと定められています。
特に夜間は騒音トラブルになりやすいということで基準の数値が10db下げられています。

これでは上記の日常生活音60dbでも騒音になってしまいます。
しかし、住居には”壁”があります。
仮に、鋼製の壁(鉄骨造)に住んでいたと仮定すると、25~35dbほどの防音性能があると言われています。
今回は上記の数値を使って以下のような計算をします

生活音の大きさ-30db(鋼製壁の防音性能の間の数値)

この計算の答えを騒音レベルとして記載し、更に夜間の環境基準45dbを上回ると「要注意」、下回った場合は「注意」として記載します。

生活騒音ランキング

それでは、ここから生活騒音ランキングをベスト5から順番に発表していきます!
(今回は第5位~第4位まで紹介いたします。)

第5位:話し声約60db 騒音レベル30(注意)※45を上回ると要注意


第5位は ”話し声” です
騒音レベルは注意となっており、普段の生活音と数値は変わりませんが、「生活騒音」と検索すると話し声が原因のトラブルが多数ヒットします。また、大声になると最大90dbほどになることもあるようです。特に大人数でのパーティーなど、声量が大きくなりがちな場面では注意が必要です。
ちなみに小声での会話は約50db、囁き声での会話は30dbと、周りへの配慮を意識すると、トラブルの確率を大きく下げることができます。

第4位:洗濯機、掃除機などの稼働音約60~70db  騒音レベル40(注意)


第4位は”洗濯機、掃除機などの稼働音”です。
こちらも騒音レベルは(注意)となっていますが、気をつけないといけない箇所があります。それは”振動”です。
特に、賃貸にお住まいの方は自身の隣の部屋の他に、上下階にも配慮をしないといけません。機械音とは別に掃除機のローラーを転がしている際の振動、洗濯機のガタガタという振動が音となり、上下階にも伝わるのです。掃除機、洗濯機の夜間の使用は、基本的には控えたほうが良いでしょう。

また、最近は洗濯機、掃除機共に稼働音が静かな製品も販売されていますので、購入、買い替えを検討されている方は商品選びの1つの目安にしてみるのもいかがでしょうか。
ちなみに、稼働時間の長いエアコンの稼働音は大きくて約50db、冷蔵庫の稼働音は約40db
となっており、洗濯機や掃除機と比べると稼働音が小さく、トラブルの心配はあまり無いと言えるでしょう。

今回はここまで!

前編ではdbを用いた騒音の基準から、生活騒音の大きさランキングを4位までご紹介させていただきました!
快適な生活を送るためには、騒音対策は欠かせません。隣人や近隣とのトラブルを防ぐためにも、生活音を抑える他に、防音グッズを活用するなどして、トラブルを予防することが大切です。

また、戸建てや分譲マンションなどの持ち物件にお住まいの方、これから住む予定があるという方は、防音工事を検討されてみてはいかがでしょうか。専門業者に依頼することで、予算や要望に応じた防音設備を施すことができると思います。
次回は後編。いよいよトップ3の発表です!!また、ランキングの他にも、楽器の演奏音やホームシアターでの映画鑑賞などの音の大きさについてもお伝えしていきたいと思いますので、ぜひ更新をお楽しみに!