ブログ

トラブルになる前に知っておきたい!身近な生活騒音ランキングトップ5!(後編)

こんにちは!今回は前回の続きとなる生活騒音ランキングの後編です。
前編の記事はこちら

(前回の記事貼る)

前回は第5位に話し声、第4位に洗濯機、掃除機の稼働音といった結果でした。
どちらも騒音トラブルの大きな原因となっていますが、ベスト3はどのような生活音がランクインするのでしょうか?

生活騒音ランキング

第3位:テレビの音約57~72db 騒音レベル42(注意)


第3位はテレビという結果になりました。
音量の問題などが挙げられがちですが、実はテレビが騒音トラブルの原因となる事が多い理由に、「テレビの設置場所とスピーカーの位置が合っていないこと」が挙げられます。そもそもテレビが壁面に近い場所に設置されている確率が非常に高く、また、一般的に販売されているテレビの殆どが背面側にスピーカーがつけられています。
つまり、スピーカーを壁に密着させて音声を流しているという状況になってしまっている訳です。

テレビは安全性や防災上の理由から、設置場所を固定されているご家庭も多いですので

  1. 音量設定に気をつける
  2. 音声が聞き取りにくい場合はイヤホンやヘッドホンを装着する
  3. 夜間に見たい番組があり、レコーダーがご家庭にある場合は録画して昼間に視聴する

の3つの対策が有効です。

第2位:水道の給排水音約57~75db 騒音レベル45(ほとんど要注意)


第2位は水道の給排水音です。

「意外だ!」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
筆者もランキング作成に当たり、様々な生活音のdbを調べていましたが、給排水音がここまで大きいとは思っておらず驚きました。

生活に必要不可欠な水ですが、水道の給排水音が騒音トラブルに発展する原因は、「お風呂のお湯を貯めるときに発生する給水音」や「トイレを流すときに発生する排水音」などが挙げられます。また、あまり知られていませんが、勢いよく水が出ている状態で蛇口を閉めることで大きな音が発生する「ウォーターハンマー現象」も騒音の原因となっています。また、「ウォーターハンマー現象」が繰り返されると、騒音だけでなく水道管を痛める原因にもなりかねません。

これらの騒音の予防には

  1. トイレの蓋を締めてから流す
  2. できるだけ早い時間に入浴を済ませる
  3. シャワー、水道の水は強く出しすぎない」

の3つが挙げられます。
特に3つ目の予防策は騒音や水道管の劣化を予防できるだけでなく、節水にも効果が期待できますので、ぜひ意識して取り組んでみてください。

次はいよいよ第1位の発表です!
生活の中で発生する騒音の原因ランキング第1位は…

ペットの鳴き声 約75~100db 騒音レベル70 (要注意)


1位、そして唯一の要注意はペットの鳴き声ということになりました。
動物の種類にもよりますが、ペットの鳴き声は非常に大きいです。
猫であれば約75db、鳥(インコ)であれば約80db、犬になれば小型犬でも90db、大型犬になってくると100dbに達することもあるようです。
また、ペットの鳴き声は人間がコントロールできるものではありません。
ですので、ある程度の防音対策をしておかないと、戸建てでも、ペット可の賃貸でも騒音トラブルが起こる可能性は0ではないのです。

対策方法は、

  1. 鳴かない、もしくは鳴き声の小さいペットの購入、譲渡を検討する
  2. ペットの種類に合わせた防音ケージを購入する
  3. 防音設備の設置、防音工事を検討する

の3つになります。
1つ目はまだペットをお家で飼われていない方への対策方法になります。ですので、既にペットを飼われている方へは2つ目、もしくは3つ目の対策方法が効果的です。

まず、2つ目は防音ケージの購入です。犬、猫用の物ですと安くても200000円前後してしまいますが、昼間はリビングで放し飼い、夜になったらケージに入れてあげる。といったように上手に活用すると、防音設備の設置や防音工事と比べて経済的にトラブルの確率を減らすことができます。

最後の3つ目は「防音設備の設置、防音工事を検討する」です。
「せっかく飼っているペットだから、おうちの中を自由に過ごさせてあげたい!」「ペットを飼っていて戸建てを購入しようと思っている」
そんな方にはこちらがおすすめです!賃貸の方であれば、防音パネルや遮音テープ、防音カーテンなどを組み合わせることで、放し飼いをしていても鳴き声の漏れを少なくすることができます。また、戸建てにお住いの方、または購入のご予定がある方は、一度防音工事を検討することをおすすめします。予算や要望に応じてのご相談も承れると思いますのでぜひ一度、お気軽に専門業者に問い合わせていてはいかがでしょうか。

その他の生活騒音

ランキングには入れませんでしたが、音量が気になる事例を2つご紹介をして終わりたいと思います。

1つ目 ホームシアターでの映画鑑賞70~100db 騒音レベル70(要注意)

自宅で迫力満点の映像が楽しめるホームシアター。
音響機材にもよりますが、平均的には70db、爆発シーンなどの際は100dbを超える音が流れるそうです。

2つ目 楽器の演奏音90~130db  騒音レベル100(要注意)

さすがのデシベル数です。防音対策をしっかり行わなければ、いつトラブルになってもおかしくありません。ちなみにピアノが90〜110db、ドラム等になると130db以上になることもあるようです。

どちらもしっかり防音対策を行ってから楽しみたいですね!

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はトラブルの原因になりやすい生活音をdbという単位を元にご紹介させていただきました。
騒音トラブルを防ぐには、やはり防音設備の設置がおすすめです。これから戸建てを購入される方、リフォームをお考えの方はぜひ、防音工事もご検討ください!
また、ご自身で出来る対策方法も記載していますので、ぜひトラブル予防にご活用いただけると幸いです!

今回は以上です。当ブログではペットの防音対策にフォーカスを当てた記事も掲載していますので、ぜひご覧ください。それでは!