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自宅で時間を気にせずラップの練習がしたい!!ラップ上達へ集中するための防音対策!

近年、日本は空前のヒップホップブームと言われています。テレビやSNSなどで話題を呼ぶフリースタイルラップバトルをはじめ、大手音楽チャートでも多数のラップ楽曲が連日ランクインしています。自らの思いを楽曲に乗せ、リズム良く歌い上げる…そんなラッパーを見て憧れを持ち、フリースタイルラップや、音源制作を始めた方も多いのではないでしょうか?

今回は、自宅でラップ練習を快適に行うための防音対策をご紹介します。

ラップ練習に防音対策は必要?

結論から申し上げますと、自宅での防音対策は必須です。ラップを練習する際に発生する騒音の原因は大きく分けて2つあります。

  • ラップを乗せるビート(楽曲)の音
  • 自分の声

前者はイヤホンやヘッドホンを付けることで対策することができますが、後者の「声」は中々対策をしづらいものです。
イヤホンやヘッドホンでビートを聞きながらラップをすることになると、自分が出している声量を把握しづらく、意図せず大きな声になってしまっていることが多々あります。

また、声量を調節しようとするとビートで自身の声が聞き取りづらく、リズムが取りにくいため、ラップ練習を満足にできない可能性が高いです。
それでは、どういった防音対策をすると快適なラップ練習を行うことが出来るのでしょうか?

騒音のでないラップ練習方法

まずは大きな声を出さずにラップが上達する練習方法をお伝えします。

・アカペラで練習する

「ビートがないとラップできなくない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。ラップは声までもが楽器になります。

頭の中でリズムを取りながら言葉を口に出すだけで、十分ラップになります。
また、ビートで自分の声が聞き取りづらいこともなく、声量が大きくなりすぎてしまうこともありません。

ただ、アカペラだけでラップスキルが上達するとは限りません。
楽曲制作をする際は、ビートに合わせた発声やリズムの取り方をしなければいけませんし、フリースタイルラップをするということになると、その場で流れるビートにリズムを合わせる練習もしなければいけません。

ですので、アカペラだけでラップスキルが上達するとは限らないのです。

・歌詞(リリック)を書く


作詞もラッパーの大事な活動の一つです。楽曲制作においては作詞をしないことには成り立ちません。
また、フリースタイルをする方にとっても、自分の思いを歌詞にすることにより、伝えたいことが明確になったり、韻の踏み方や語彙のレパートリーを増やすことができます。

しかし、作詞活動がうまく行けば行くほど、おしゃれな ビートに歌詞を乗せてラップしてみたくなる…ラッパーは そんな生き物なのです。

騒音対策アイテム、設備に頼る

ここからは「声量を気にせずラップの練習がしたい!」「時間帯を気にせずラップ漬けの日々を送りたい!」そんなあなたに道具や設備を利用した騒音対策をご紹介します。

・防音マスクを利用する

声量を抑え、なおかつ手軽なのが防音マスクです。安いものであれば2000円前後で購入することもでき、お財布に優しいのも特徴です。
例えば「UTAET」という商品なのですが、糸電話のような形状をしており、先端についたイヤホンのようなものを耳に装着し発声することで、防音を実現しながら自らの声が聞き取れるといった画期的な商品になっています。

しかし注意しなければいけない点もあります。
それは、長時間の使用には適さないということです。常に口元をマスクで覆うことになり、息継ぎが特に多いラップを歌うことにおいては、長時間使用すると酸素欠乏性になってしまうおそれがあります。
ですので、あくまでも完成した楽曲を試しに数回歌ってみる、数分のフリースタイルの際に着用するなど、短時間の使用に適したアイテムとなっています。

また、手入れが必要なことも注意しなければいけません。
発声と同時にマスク内に唾液が飛散することで、使用後の手入れを怠るとマスク内に雑菌が繁殖してしまいます。幸い手入れが簡単な商品も多くなってきてはいますが、使用後の手入れは欠かすことができません。

防音マスク「UTAET」※amzonの商品ページに移動します 

・自宅に防音設備を施す

長時間の練習がしたい方や、毎回の手入れが面倒という方はご自宅に防音設備を施してみてはいかがでしょうか。ここでは簡単に設置ができるものから、しっかりと防音対策が出来るものまで紹介していきます。

防音壁を設置する

取外し可能なパネルを壁などに設置して、音漏れを防ぐといったものです。
最近はワンタッチで設置ができるものもあり、オーダー製で様々な色のクロスが付いたものを選べるところもあります。制作環境の雰囲気づくりにもおすすめです。
しかし、ご自身で設置できる分壁に厚みが出てしまい部屋が狭くなってしまうというデメリットもあります。

防音カーテンを設置する

防音を考える際に壁と共に意識しなければいけないもの。
それは「窓」です。
窓は壁と比較すると非常に薄く、遮音性が低くなってしまいます。
また、ラップ音源は重低音が強い楽曲も多く、窓へ響く振動が騒音の原因になることもあります。

そんな窓の遮音性を高めてくれるのが、防音カーテンです。他の防音設備と比べ安価で購入でき、すぐに設置できるのが防音カーテンの魅力です。
また、工事が不要なので賃貸でも安心して設置できる利点があります。

その他にも、隙間テープで窓や扉の隙間を埋めたりといった方法を取り入れることで、ご自身でもある程度の防音対策を行うことは可能です。

防音工事を行う

こちらは戸建てや分譲マンションなど自分の持ち物件がある方向けの情報となります。詳しくは同サイトのブログ 
ギター初心者が押さえておくべき練習場所の基礎知識!ギターの音は騒音トラブルの原因になり得る※ページに移動します
こちらをご確認下さい!
(ギターを演奏する方向けの記事ですが、ラップを練習する方にもお勧めできる工事内容になっています。)

まとめ

今回はラッパーを目指す方へ、騒音の原因にならないラップの練習方法、騒音を抑える環境づくりについて解説しました。

自身の考えや人生をストレートに表現できるラップというジャンルは非常に魅力的であり、膨大なエネルギーを秘めています。今回の記事がラッパーを目指す皆様にとって快適な練習環境を作るヒントになれば幸いです。

当ブログは他にも、家カラオケを楽しむための防音対策など、ご自宅で歌を歌える環境づくりに適した情報もご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。